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DEARのワークに参加

2009年03月28日 23:30

DEAR(開発教育協会)のワークショップに参加。面白かったので詳細は後日記すが、要点を書くと自らとは異なる文化・思想を理解し共感する力を養う体験参加型の学習方法の習得という事になる。
僕は教育者ではないが、真の教育とは魂の自由に繋がるものでなければならないはずだ。
このワークショップで多数の教育者と話す機会を得たが、思った以上に偏屈者が多かった事を付け加えておこう。教育の固定概念に縛られている人間がなんて多いんだ。

夜ウイスキーを飲みながら「森の生活」を読み直す。人生を生きる上で本当に必要なものがいかに少ないか…。また1人旅に出たくなった。

雲ノ平周遊写真集

2009年03月26日 19:36

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初日のテン場。奥に見えるのは滝谷

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槍ヶ岳逍遥

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双六谷の大斜面

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双六山頂からの有名な槍の眺望

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三俣蓮華山頂から

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黒部最源流

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黒部川に滑り込む

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黒部川の景色

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雲ノ平。凄すぎ…

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雲ノ平。凄すぎ…ここは北海道?

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雲ノ平ヒュッテは屋根だけ。ここは南極?

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再び黒部川へ

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黒部残照

3日目はまったく写真なし。撮影する余力ゼロでした…

ライト&ファストその1

2009年03月25日 23:18

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自然の中で自由を得るためにはモノをなるべく持たない事に尽きる。ザックが肩に食い込む重さは置いてきたはずの社会のしがらみを連想させ旅を不愉快にさせる。

でもカモシカじゃあるまいし物質社会にスポイルされた僕らには裸一貫で自然の袂に分け入るなんて事はできやしない。そこでギアを厳選する必要がある。
己の野生を高めるため、自らの引いたラインを完成させるため、ライト&ファストに伴うリスクを受け入れる。その代償として自由を得る。

【行動食】
最近はネスレ社製パワーバーのパワージェル、エナジーバーをメインにしてる。パワージェルは41gで120kcal。値は少し張るがウィダーなどより重量対効果は優れている。そしてコンパクトだし非常に接種しやすいパッケージになっている。今回の猛烈な嵐の中でも冷静にエネルギーを摂取する事ができた。
エナジーバーはエネルギー効率は良いがちと固くて味も好みじゃない。でもジェルだけだと腹にたまらないからコイツを持っていく。
あとアミノ酸はもちろん必携。メダリストのクエン酸チャージもハイドレーションパックで常時補給できる状態にしている。そのため今回の山行後も一切筋肉痛はなかった。

2009/3/22北アルプス下山

2009年03月24日 05:39

【22日 暴風雨 標高差1200m】
昨日の失敗の轍を踏み慎重になって1時半起床。沢山お茶を飲み3時に出発。昨夜あれほど見えていた星空が今は何ひとつ見えない。ヘッ電で2661mピークまで黙々と進む。あれ?なんか急な斜面だ、クトーが効かないなあ…夜が白んでくると自分の遥か下に障害物のない500mの急斜面が…おお、下手なフリーソロの百倍危険だ。慌てて引き返す。

稜線に出ると夜が完全に白み始める。しかし暗雲につつまれ濃密なガス。それにも増して強烈な風。スキーを脱いでクランポン登高に切り換える。三俣蓮華まで登りきるともはや暴風雪。こんな強烈な風は久しぶりだ。というか…これってやばくないか?立っていられない。少し歩いては耐風姿勢になって風をやり過ごす。風の呼吸を読んで歩くが、時間を追うにつれ風は益々強くなる。予定していた低気圧の接近が早まったようだ。

双六につく頃には立っていられないほどの風になる。文字通り立っていられない。僕は体重が70キロ以上あり山で風によろめくなんて経験は一度たりとなかったが、この稜線歩きで数回風で吹き飛ばされる。文字通り体ごと吹き飛ばされるんだ。もはや視界ゼロ。これ以上登ることは不可能だ!
ヤバい。とりあえず稜線を離れないと。GPSを頼りに夏の巻き道沿いに降りてゆくが風は少し弱くなった程度で一向に収まらない。相変わらず視界ゼロ。これ以上動くのは危険だ。崖地形の唯一風がしのげるポイントがあったので雪洞を掘って急場をしのいだ。このポイントがなければかなりヤバかっただろう。。。それでも雪洞の中は風もなく穏やかだ。全身びしょ濡れではあったがお茶でも沸かし人心地つく。

さてここは標高2600mの世界。下界までは夏ならまる2日の世界だ。どうやって帰る?こんな風じゃ一歩も歩けないだろ。わかってるのかお前?遭難寸前なんだぜ。
わかってるよ。でもどうすりゃいいんだ?少ない食糧だがまだ2~3日は粘れる。それに3月なら冬型なんていつまでも続かないさ。少し寝よう。

4時間ほどのビバーク。強がってみたが寒さのため一睡も出来ず。どうする?風も少し弱くなってきたか…よし行こうじゃないか。決意して外に出たが決意を揺るがすには十分の暴風雪。しかし行くしかない。双六小屋経由で谷を下降し、大ノマ乗越を経て新穂高に下山するのが最善だろう。GPSを頼りに標高を下げると風は収まるも今度は雨。3月の北アルプスの雨である。全身びしょ濡れ、この標高でこの状態でビバークは有り得ない。気合いでガンガン降る。あっという間に大ノマ乗越への取り付き2180mポイントまで降る。

大ノマ乗越までの急斜面を雪崩を警戒しながら一気に駆け上がるが、稜線に出ると相変わらずの暴風雨。たまらん、早く降りよう。ここまで来れば安全圏はもう少しだ!
大ノマ乗越からの大斜面もほとんどアルペンターンでこなす。テレマークターンをこなすにはあまりにも疲れていた。小池新道合流点までたどり着くとさすがに風はやみ後は小降りの雨だけ。なんとかなるものである。いくつかのデブリを越えあとは新穂高まで降るだけ。いやハッキリいって疲れました。

◆祖父沢出合2080m3:00~2661mピーク5:20~三俣蓮華岳7:00~双六小屋2540m10:20~大ノマ乗越取付2170m15:20~大ノマ乗越16:30~小池新道出合1500m17:40~新穂高温泉1000m18:40

2009/3/20~22北アルプス・雲ノ平周遊

2009年03月23日 22:26

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始めに断っておくとこのラインは天候上の理由から当初予定していたラインとはだいぶ異なるものとなった。
20日の未明から降り始めた生暖かい雨は昼前まで降り続くことになり、午前1時出発を予定していた本来の攻撃的なラインはこれでオミットとなった。
そこで前から気になっていた3月の雲ノ平にでも行ってみるかということで、まだ深いガスの立ち込める蒲田川左俣をひとり歩き始めたのだった…。

【20日 曇りのち晴れ 標高差1300m】

雨が降った後の重い雪の上をハイクアップ。途中15名ほどのワカン軍団を追い抜く。
ところどころ右岸の支沢から猛烈なデブリが林道を覆い尽くしているが、その規模たるや3月上旬に行った右俣よりも遥かに大きい。雪崩が大地をえぐりとるその異様な光景に唖然とする。

小池新道からはさらに濃くなったガスの中GPSを頼りに進むがデブリの徒渉に難儀。視界があればもっと効率の良いラインでハイクできるはずだが…今は無理。ただ機械のように歩くのみである。
双六ワンデイスキーのラインはこのまま小池新道を弓折岳方面へダイレクトに登るが今日は鏡平にて泊まる予定なので道を分かつ。鏡平に出る直前であれほど濃厚だったがガスがパッと晴れる。おお、槍穂!初めて来るけどここは絶好の展望台じゃないか。こんな素敵なところで今日は泊まれるんだ。「I am here!」

さて新兵器「U.L.ドームシェルター」ポール含めて760gという画期的な自立式のツエルトだが設営も簡単、居住性も申し分ないのだがやはり通気性には問題がある。夜半結露が氷結しツエルト内が氷の城のようになっていた。

◆新穂高温泉1000m10:10~ワサビ平小屋11:40~小池新道合流点~鏡平2300m14:30(泊)

【21日 快晴 標高差1400m】
3時起床の予定が起きたら5時。自分のテイタラクに罵声をあげながら急いで茶漬けをかきこみ、用足しに外に出てみると槍の背後から見事な日輪。寝坊はしたが幸先の良いスタート。

朝イチの弓折への斜面を登るがカリカリである。クトーを効かせ歩くが最後はクランポンに履き替えながら慎重に登る。稜線は結構な風が吹き荒れている。ここ弓折岳からは双六谷目指してひたすら高度を落とさないようにトラバースするが、朝イチのカリカリ斜面のトラバースはちと怖い。双六谷に入ってからは無木立の斜面をゆっくりハイクし山頂到着は10:00。稜線に出るといきなりの強風で歩きにくい事この上ない。三俣蓮華までの縦走路を背中の槍に励まされながらひたすらシール張りっぱなしで歩く。三俣蓮華からは目指す祖父岳とみんなの大好きな雲ノ平の優美な溶岩台地がようやく見えてきた。そしてその背後には薬師、立山・剣、そして後立山のあこがれの銀嶺の峰々が…この光景に触れ合った瞬間にまた新しい山旅が始まるのかもしれない。

三俣山荘まで快適なテレマークターンでかっ飛ばし、小休憩の後黒部川へ。さすがにこの時間になってくると雪が悪くなってくる。重荷を背負っての試練のテレマークなのである。黒部川はこんな最源流でも釜が開いている場所があった。無風・快晴・無音、まるで禅の世界。ふと雲ノ平の急斜面を眺めるていると遠くカモシカが登っているのが豆粒のように見える。同じ日本に居ながら限りなく遠くに生きている生命の姿を見るとどうしようもなく深い感慨におそわれる。ヤツは僕に問う。「お前は全力で生きているのか?」

祖父岳の登りはいきなりの急斜面。最後はクランポンに履き替えダガーポジションでキックをきめながらの落ちたらサヨナラのシビアな登り。この斜面を登るのは時間帯を選ぶだろう。台地に上がってからはみんなの大好きな雲ノ平のイメージ通りのゆるやかなな登り。楽しい。
強風の祖父を早々に立ち去り奥ノ平へ。正面には黒部五郎岳。昔登った雷岩ボルダーがよく見える。雲ノ平ヒュッテは屋根の頭しか見えていなかった。
茫漠とした時間が流れる。ザックを下ろしウイスキーをチビりとやる。

祖父沢と祖母沢の疎林快適なザラメ中間斜面をぶっ飛ばす。こんなとこで何かあったら取り返しがつかないとわかりつつも、生来の飛ばし屋魂を押さえられずぶっ飛ばす。あっという間に黒部川・祖父沢の出合いへ到着。針葉樹に囲まれた静かな素敵な場所だ。僕は一辺でここが好きになってしまったんだ。早速ツエルトを張り釜の開いた黒部川に水を汲みにいく。片足川に落ちたが大した被害ではない。酒を飲んでるうちにそんなことも忘れてしまった。ここ、今ここにいるという不思議。ちょうど5ヶ月前の晩秋にやはり単独で同じ場所でツエルトを張っていた。
あの時も考えていた。「人が自由になれるには?」

◆鏡平2300m6:20~弓折岳7:20~双六谷2400m8:50~双六岳2860m10:00~三俣蓮華岳11:10~三俣山荘11:40~黒部川2400m12:30~祖父岳2823m14:10~雲ノ平経由祖父沢出合2080m15:30(泊)

雲ノ平は晴れのち爆風

2009年03月23日 03:00

当初の計画を変更し雲ノ平周遊へ。シビアだった…もう寝る

新穂高は雨…

2009年03月20日 02:22

気温4℃。前線通過中。土砂降りです。
うーむ計画変更かなこりゃ。

パブリック・エナミー

2009年03月19日 11:49

朝っぱらから激混みの交差点内で車がガス欠。。。一瞬で大渋滞と化す。
みんなに怖い顔でジロジロ見られ警察まで来る始末。大恥かきました…トホホ情けねー

モンベル「U.L.ドームシェルター1型」

2009年03月19日 00:54

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週末の山に備え新兵器を導入。「U.L.ドームシェルター1型」ポール・スタッフバッグ含め760gしかない。そのスペックと驚異的な軽さからいってテントというより自立式のツエルトらしいがその違いがなんなのかはよくわからない。
世はlight&fastの時代。軽さは攻撃性にダイレクトにつながる。リスクを負った軽量化の追求が結果を生むのだ。

しかしこの連休まったく変な天気。北陸の金沢では昨日最高気温が24℃あったらしい。山はどうなっているんだろうか。そして大丈夫なのか宇宙船地球号…

レイモンド・チャンドラー「ロング・グッドバイ」

2009年03月17日 20:38

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【前回の続き】そんなロバート・ジョンソンを聞きながら村上春樹訳のレイモンド・チャンドラー「ロンググッドバイ」を読む。昨年ハードカバーで出た新刊だったが、ハヤカワの安っぽい文庫に慣れ親しんだ身としては敷居が高い感じがして買わずにいた。そこで読みやすい軽装版で再発売したものだから衝動買いしてしまう。
フィリップ・マーロウ…幾度となく読んだがやっぱり面白い。国内最高の文学者が手がける翻訳はハードボイルドの格調高い世界に一層の品格を加味させている。「ロンググッドバイ」は掛け値のないアメリカ文学の名作である。うーむあんな気の利いた会話ができるモノホンの大人になりたいものだ。

ロバート・ジョンソン「コンプリート・レコーディングス」

2009年03月16日 23:48

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週末は久しぶりに連休だったが諸事情で山に行けず...というより行かず。パウダー確実にも関わらず山に行かないなどということは、ヒットを打てないイチローを見るのと同じぐらい希有かもしれない。まあ最近はそうでもないか...
生きていれば嫌なこともありこんな風に気持ちがダウナーになるときもあるさ。
こんな週末は朝からビールでも飲みながらインドア系に過ごすのが良い。
最近のお気に入り「ロバート・ジョンソン」デルタブルースの伝説的なシンガー。彼が残したのは27年の生涯で29曲だけ。それでも少しでも黒人音楽を聞いたことがある人なら聞いたことのあるフレーズがきっとあるだろう。
クラプトンもキース・リチャーズもリスペクトしたブルース・キングの名曲を聞いているうちに、いつしか明るいうちからウイスキーを飲み始めてしまったことは予定調和と言えなくもない。ただこんな時は国産よりもバーボンだな。

ジャック・ロンドン「火を熾す」

2009年03月12日 19:04

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J・ロンドンの数ある短編の中から9編の味わいのある作品を選んだ短編集。柴田元幸の翻訳で言葉が冴え渡っている。確かオースターなんかも訳していたと思うから彼の翻訳本がさらに読みたくなった。

まだ半分ぐらいしか読了していないが、表題の「火を熾す」だけでも読む価値はある。アラスカの原野を犬一匹と共に旅する男の話。登場するのはそれだけ。冬でなければ何でもない道のりが、ひとつの失敗をきっかけに死への序曲がはじまるのだが、ここまで肉体を意識させてくれる小説は久しぶりだった。
わずか1時間前の日常が突如非日常へと変わっていく恐怖。毎週雪山に登る自分にしてみれば決して遠い世界の話ではない。文章間から極寒の冷気が吹きすさぶような感覚に襲われる。

そしてラストが良い。男の最後からいつの間にか犬の視点に物語がさりげなく変わり、人の死など自然の中では何の意味もないという淡々とした物語の終わり。いや物語なんて最初からなかったのかもしれない。そこに描かれるのは文明の虚飾も、白々しい人間関係のドラマもなくただ厳然とした自然がただあるという事実。

僕はまたジャック・ロンドンが好きになってしまった。

槍ヶ岳写真集

2009年03月10日 20:05

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滝谷

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チビ谷の激しいデブリ


リッジに木が一本。ジョルジュ・デ・キリコの絵画のようになんか不思議

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とおく黒部方面を望む

槍の穂先。飛騨乗越からはこのショットが精一杯
激風の中の槍の穂先。飛騨乗越からはこのショットが精一杯

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飛騨沢の巨大バーン。写真じゃスケール感がわからない

2009/3/7北アルプス・槍ヶ岳

2009年03月08日 12:11

日付が変わる頃新穂高の駐車場に到着。今回は単独でなく再来週東京マラソンを控えたMN氏と厳冬の槍の穂先を狙う。

4時駐車場(1000m)発の予定だったがダラ寝してしまったり出発後の忘れ物で、結局5時ぐらいのスタートになる。はっきり言ってこれでは遅すぎ。
5時半過ぎ夜が白んでくる。快晴。
明るくなった林道をショートカットを挿み快適に飛ばし白出沢(1550m)までは問題なし。夏道をシールを効かせてハイクするが、道が不明瞭でわかりづらい。右俣谷沿いに河原を行けば楽チンだということに気づいたのは帰路のことである。
真新しいデブリが夥しい。特にチビ谷のそれは例年にも増して凄かった。おそらく昨日の雨がもたらしたのだろ。デブリのブロックがカチカチに凍っていて歩きづらい事この上ない。適宜板を脱いだり履いたりで時間を食う。

滝谷からも例年にも増して斜面の凹凸が激しく歩きづらい。しかし…モナカ。それも極上のモナカ。ここまでの悪雪はじめてである。これも昨日の雨のせいだろう。これで帰りは号泣決定、俄然やる気がなくなる。
そのうちMN氏のペースがどんどん落ちてくる。槍平(10:00 1990m)で待つこと10分。具合を聞くと膝が痛いという。東京マラソンにむけてロードワークのオーバーワークが祟ったらしい。
仕方ない一人で行くか…ここでMN氏とは別れ単独で槍を目指す。この時点で穂先は諦めロープやハーネスをデポ、飛騨乗越までの残りの標高差1000mを歩き出す。

下部は両岸からのデブリと本谷に残るかなり前のデブリが奇怪な自然の造詣を作っていた。相変わらずのモナカだったが2200m辺りから重雪に変わってくる。昨夜ここらは雪が積もったのだろう。標高を上げるにつれてパックされたパウダーに変わってくる。ラッセルがつらくなる反面、これは期待・大だ!
最上部はアイスバーン。猛烈な風が吹く中、クトーを効かせクタクタになり稜線まで上りきる(13:40 3010m)。激風、立っていることができない。這いつくばうようにして槍の写真を収めそそくさと下山する。

北アルプスの大パノラマを見ながら広大な飛騨沢を貸切でかっ飛ばす。わお、生きてるってなんて素晴らしいんだ!
槍平で大休止(14:40)。標高が落ちるとポカポカと春の陽気。しかしここからが案の定本山行の核心だった。板をまわせず、そのくせスピードだけはえらいぐらいにかっ飛ぶ激悪モナカと凸凹斜面のミックスに大苦戦。先週の四ツ岳なんかこれに比べりゃ子供だましだ。
斜面に苦戦し、ヘロヘロになりながら駐車場についた(17:30)。やれやれ明るいうちに帰れて良かった。

しかし飛騨乗越までというのに山屋としては大いに不満が残る。今度行くときはもっと早起きして絶対穂先に登ろう。もちろん厳冬期、今度は2月に挑戦だ。

ブルーノート東京「セルジオ・メンデス」

2009年03月05日 21:50

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青山・ブルーノート東京はやはり噂に違わず良いジャズクラブだった。完成された室内空間とサービス、厳選された食事と酒。で、ワインを飲みながらセルジオ・メンデスなのである。

言わずと知れたグラミーも受賞したブラジル音楽の巨匠である。昨年featファーギー&ウィル・アイ・アムという豪華ゲストとコラボして発表した「THE LOOK OF LOVE」が世界的にヒットしたセルメンがブルーノートにやってきた。ショーが始まる前に一杯飲ってすでにほろ酔い加減だったが、クロークに荷物を預け地下への階段を降りると、そこは平日だというのにセルメンが来る前の予兆と期待感に異常に盛り上るフロアが…酔いもすっかり覚めてしまった。

ボサノバといってもセルメンあたりはそれほどコアではないし、ジャズやヒップホップテイスト満載だからかなり若いオーディエンスも多数いたが、どちらかというと30・40代が中心といった感じ。それでも普段ブルーノートでやるような演目に来るオーディエンスに比べたら浮ついた客が多い気がした。もちろん自分も含めての話である。

いよいよセルメン登場。いきなりのブラジリアン・ペースのハイテンションで始まり、ダボなMCが楽曲の間に入らないのがとてもいい。浮世を離れ一晩酒と音楽に酔った。

四ツ岳写真集

2009年03月04日 03:45

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2009/2/28北アルプス・四ツ岳

2009年03月02日 18:32

パウダーが(たぶん)終わり、ツアーシーズンを迎えるにあたり自分の体力を正確に把握しておきたい。
それが分かれば地図を読み計画をたて山行を実行するための大きな一助になるに違いない。ベジータが装備していたスカウタ-でもあれば数値でその人間の能力を理解できるんだろうけど、あいにくそれは漫画の世界だし、そんなモンあったらあったでおそろしく荒んだ世の中になること間違いないのである。

そこで他人の記録と比較して自分がどれだけ体力があるか比較すりゃいいじゃん、と安易な発想で四ツ岳を計画。そして他人とは金沢のカリスマスキーヤー・YASUHIRO先生である。先週四ツ岳の北東ルートを行った記録を参考にバーチャル対決をしてみた。
相手にとって不足は無い。そしてこんな吹けば飛んでしまうようなブログなど彼が見てるはずもないから好き勝手に書かせてもらおう。

駐車場6時。すでに前夜から車中泊組が駐車場にいたが、どうやら自分が四ツ岳先発隊らしい。
夜明けと同時にスタート。ホントは先生と同時の5時に出発したかったが初めてのエリアなので石橋を叩いて渡る。それにしても気温が高い。空を見上げると昨夜東京に雪を降らせた低気圧は抜けきりすっきりとした青空。ジャケットを脱いでベンチレーションを開放する。すでに汗だくだ。

モナカ状のガリの上に新雪10cm。斜度があるとシールが効かずガリガリと滑って猛烈に歩きにくい。大した傾斜もないところで早々にクトーを装着する。 渡渉ポイントはかろうじてスノーブリッジがつながっている。台地に上がってからの急斜ではずるずる滑って手こずらされる。部分的にツボ足になって越えようとするも、そうするとモナカを踏み抜いて膝までもぐってしまう。
 2200mを越え疎林・緩傾斜になってくるとようやく雪も締まってきて地獄から開放される。しかし今度はカリカリ。そのカリカリの斜面を△岩を横目に見ながらハイクアップ。クトーを効かせながら11時過ぎに登頂。乗鞍岳、笠・穂高連峰の雄大なパノラマを見ながらチビリとウィスキーを飲る。どんなひどい昨日でもこの瞬間最高の今日になるんだ。またこれで明日から歩いていける。

ここまで5時間少々…道も間違えたし、つぼ足になったりを含め先生との差は10分ほど。山で10分は大きいがまあ許容範囲としよう。しかし滑りが良くなかった。上部の疎林は極楽快適。しかし下部のモナカと化した樹林帯はテレマークではちときつい。ほとんど横滑りに近い形で山を降りた。ATの短い板ならこんな場面でもかっ飛ばせるんだろう。結局駐車場着は13時過ぎ。これでだいぶ差がつけられた。うーむ悔しいなあ…

TMで山に行く以上、その難しさを理由にして横滑りなどで妥協してしまうのは個人的には非常に不愉快である。「場面に応じてアルペン滑りを併用すれば楽だよ」…そんなことわかっているよ。そっちの方が楽だし賢い事も。でもね…
「理不尽」これがTMの永遠の課題である。そしてジョルジュ・バタイユ的に言えば合理性よりそんな「理不尽」が世界を面白くするのも事実だ。テレマークには「エロス」が存在している。

スキーアルピニズム

2009年03月02日 00:24

北海道山行を終わらせた時点でこの寡雪ではもうシーズンも折り返し地点かもしれない。そう思いはじめている。
この前半期パウダーばかり狙っていてそれはそれで愉快な思い出に満ちていた。しかしそれも終わり。そろそろスキーアルピニズムの血が騒いできた。
最近良く思うこと。自分がスキーヤーだったらたぶんバックカントリーなんかやらないだろう。偏見を覚悟してあえて言うならスキーヤーのカバーする「バックカントリー」なる世界はずいぶん予定調和に満ちている場所だ。ここしばらくスキーヤーの世界を聞きかじって経験した思いがそれを結論づけた。
パウダーは掛値なしに面白い。ただ僕の場合、それが山という巨大なバックボーンに支えられていないと燃えてこないことに気付いたんだ。

もう少し書きたいことがあったが乱文になりそうなのでここらでやめておく。ちと「越の誉」に酔いすぎた。四ツの記録はまた次回です。

諏訪SA

2009年02月28日 15:38

もうハイウェイ温泉で一風呂浴びてざるそば食ってます。

しかしこの陽気、もう春が来てしまったのか…。
最悪の雪でした。

四ツ岳

2009年02月28日 11:45

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凄い眺めです


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