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2009/2/28北アルプス・四ツ岳

2009年03月02日 18:32

パウダーが(たぶん)終わり、ツアーシーズンを迎えるにあたり自分の体力を正確に把握しておきたい。
それが分かれば地図を読み計画をたて山行を実行するための大きな一助になるに違いない。ベジータが装備していたスカウタ-でもあれば数値でその人間の能力を理解できるんだろうけど、あいにくそれは漫画の世界だし、そんなモンあったらあったでおそろしく荒んだ世の中になること間違いないのである。

そこで他人の記録と比較して自分がどれだけ体力があるか比較すりゃいいじゃん、と安易な発想で四ツ岳を計画。そして他人とは金沢のカリスマスキーヤー・YASUHIRO先生である。先週四ツ岳の北東ルートを行った記録を参考にバーチャル対決をしてみた。
相手にとって不足は無い。そしてこんな吹けば飛んでしまうようなブログなど彼が見てるはずもないから好き勝手に書かせてもらおう。

駐車場6時。すでに前夜から車中泊組が駐車場にいたが、どうやら自分が四ツ岳先発隊らしい。
夜明けと同時にスタート。ホントは先生と同時の5時に出発したかったが初めてのエリアなので石橋を叩いて渡る。それにしても気温が高い。空を見上げると昨夜東京に雪を降らせた低気圧は抜けきりすっきりとした青空。ジャケットを脱いでベンチレーションを開放する。すでに汗だくだ。

モナカ状のガリの上に新雪10cm。斜度があるとシールが効かずガリガリと滑って猛烈に歩きにくい。大した傾斜もないところで早々にクトーを装着する。 渡渉ポイントはかろうじてスノーブリッジがつながっている。台地に上がってからの急斜ではずるずる滑って手こずらされる。部分的にツボ足になって越えようとするも、そうするとモナカを踏み抜いて膝までもぐってしまう。
 2200mを越え疎林・緩傾斜になってくるとようやく雪も締まってきて地獄から開放される。しかし今度はカリカリ。そのカリカリの斜面を△岩を横目に見ながらハイクアップ。クトーを効かせながら11時過ぎに登頂。乗鞍岳、笠・穂高連峰の雄大なパノラマを見ながらチビリとウィスキーを飲る。どんなひどい昨日でもこの瞬間最高の今日になるんだ。またこれで明日から歩いていける。

ここまで5時間少々…道も間違えたし、つぼ足になったりを含め先生との差は10分ほど。山で10分は大きいがまあ許容範囲としよう。しかし滑りが良くなかった。上部の疎林は極楽快適。しかし下部のモナカと化した樹林帯はテレマークではちときつい。ほとんど横滑りに近い形で山を降りた。ATの短い板ならこんな場面でもかっ飛ばせるんだろう。結局駐車場着は13時過ぎ。これでだいぶ差がつけられた。うーむ悔しいなあ…

TMで山に行く以上、その難しさを理由にして横滑りなどで妥協してしまうのは個人的には非常に不愉快である。「場面に応じてアルペン滑りを併用すれば楽だよ」…そんなことわかっているよ。そっちの方が楽だし賢い事も。でもね…
「理不尽」これがTMの永遠の課題である。そしてジョルジュ・バタイユ的に言えば合理性よりそんな「理不尽」が世界を面白くするのも事実だ。テレマークには「エロス」が存在している。


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